かつてフリック君が僕に過去の記憶を語ってくれた時、残された「生きのびろ」という言葉が「呪い」のように彼を戒めているように感じた。
でも僕はフリック君の喪われた仲間のことを彼が語った思い出でしか知らない。
だから僕にはそれについて語る言葉を持てないし、語る資格は無い。
ただわかることは。
辛く怖い経験をして「冒険」をやめたと言いながらも「冒険者」をやめなかった彼は、彼が言うほど折れてないんじゃないかということ。
諦念を口にしながらも、後悔を越える強さを心に秘めていること。
きっと彼は「生きのびろ」という言葉を「呪い」ではなく「祈り」に変えられる人だ。
後悔を越えて、その先で後悔のない生き方を選べる人だ。
苦しみに膝をついてなお、再び立ち上がれる人だ。
そんな勇気を心に持つ人を、きっと人は「勇者」と呼ぶのだろうと、僕は思う。
※キャプションは随時編集します※
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すみません、時間優先でほぼ線画オンリー状態です。
また、解釈違いや不都合ありましたらパラレルスルーで流して頂ければと思います。
当然ながらお借りした方々の行動などを制限するつもりはありません。
こちら【illust/103765906】でマサルさんの現状を報告した上でハモン団長に通信をして貰った後、シュム自身もブラック・ダイヤモンドさんのいる現場に向かっている途中でフリック君と合流したイメージです。
覚悟を決めて走るフリック君の背中をシュムも追いますよ…!
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▼お借りしました(敬称略)
■聖剣担ぎのフリック【illust/101998641】
■ブラック・ダイヤモンド【illust/103606635】
▼参考作品
■聖剣担ぎは立ち止まり【illust/103432411】
└フリック君に過去の話をして貰った時の話です。
■狼煙を上げろ【illust/103765906】
▼自キャラ
■「探し求める竜」シュム【illust/102339564】
2022-12-22 00:45:58 +0000