「そこの皆さん、あちらへ!避難場所があります!あそこなら安全です!」
「よう、あんたら無事か?援護するぜ!といっても目眩ましくらいしかできねえけどな!まあないよかマシと思ってくれ!」
「あそこのレンガ造りの建物の地下に医薬品があるようですね、回収して損はないんじゃないですか?」
「その狙いじゃ当たらん、手前に落ちるだけだ。もうちょい引き上げるんだ。そう、もう少し、もう少し…そこだ!いいぞ、撃て!」
「あっちの塔がある方からバカでかい牛みたいな奴らが何体も来ているようだね。逃げたほうがいいかもだ」
「俺たちは文字通り幽霊だからな、今更怖くないさ!」
「率直に言ってひどい状況だね…しかも私の元部下も巻き込まれていると来た」
「ただまあそれ抜きにしても、死人も怪我人も1人でも少ないほうがいい。我々もなぜだか現世にいくらか干渉できるようになっている、というおまけ付きなことだし、微力だが我々総出で援護させてもらうよ」
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王都に現れた、似たような服装をした獣人の幽霊たち。本人ら曰く「元プロイツラント共和国軍保守穏健派」。
人数はおおよそ1個中隊程度。幽霊なだけあって神出鬼没。
7勢力すべてに対し友好的であり、偵察に伝令、助言、情報提供に避難誘導などの援護をしてくれる。
ただし幽霊であり実体は存在しないため、物理的な干渉はできない。そのため人や物を運ぶなどはできず、あくまでも呼びかけや会話以上のことはできない。
銃こそ持ってはいるが、これも実体は存在しないため音と光しか出ず、攻撃力のない目眩まし程度のものとなっている。
またどうも王都、というかこの国の地理には疎いらしく、具体的な地名や建物の名前などはあまり理解できていないようだ、そのため誘導なども抽象的な言い方になりがち。
とはいえ生前は実戦経験もある軍人だったらしく、援護そのものの内容は結構的確。
基本的には黒王軍を除くどの勢力にも味方してくれるが、援護は羅針盤商会【illust/101983419】を優先する傾向がある。
なんでも元同胞/元同志/元同僚/元部下がいるんだとか。
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というわけで手助けしてくれるNPC投入です。
上記の通り口しか出せませんが…
道案内やアドバイス役にでもどうぞ。
2022-12-19 16:50:38 +0000