マサルは約束を違える訳にはいかないと言った。
ミコリアさんはそれを変えさせられないかと思っている。
二人とも、「契約」の上書きや変更はこれまでと別のものに変えることだと思っているように思える。
でも、もし、もっと範囲の広い「契約」に変えられたら。
「ハモン団長(オルギット団)の優勝」すら含めた、もっと大きく広い「契約」に変えられたら。
約束は違えぬまま。
その存在を維持できたりはしないだろうか?
勿論これは、僕の個人的かつ希望的な推測に基づくものでしかない。
それでも。
「ハモン団長(オルギット団)」の勝利のために応援すると言いながらも。
彼は「頑張る人がいる限り応援する」と言い、所属に拘らず頑張る人たちを応援し続けた。
多くの人の戦いを応援していた。
他人のための行為を、自分のためのように行っていた。
だから。
―――ねえ、マサル。
君は今も、頑張る誰かがいる限り応援し続けたいと思ってる?
君は、君の応援は、一つの挑戦が終わるまでで本当に満足できるもの?
その先を望む心はない?
勝っても負けても世界は続く。
また新たな挑戦が行われる。
それを応援し続けたいとは、思わない?
マサルはもうちょっと欲張りになった方が、僕は良いと思うんだけどな。
※キャプションは随時編集します※
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3章中にこちら【novel/18882940】でランディさんから預かったマサルさんドキュメンタリー本の第一稿を、同じく3章中にお渡しして内容確認してもらったと思われる漫画と、最後に4章ログイン漫画です。
今回もだいぶ好き勝手したり言ったりしてしまっておりますが、解釈違いや不都合ありましたらパラレルスルーで流して頂ければと思います。
当然ながらお借りした方々の行動などを制限するつもりはありません。
個人的にマサルさんの「契約」は「誓約」の方が近そうなんじゃないかなと思っていたり…するんですよ…。
4章のシュムはマサルさんの色が視えた黒炎の金剛石【illust/103606635】を追ったり、エギリアで視て覚えたアビトの魔力残滓を追ったりしています。
3章での経験を活かして、魔物とも戦ってます。
街の中は炎や魔物で混乱状態なので、誰かしらと共闘したり、逸れたりを繰り返しているのではないかなと。
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▼お借りしました(敬称略)
■炎の応援団長 マサル【illust/102016092】
■冥灯の魔女 ミコリア(お名前だけです)【illust/101967975】
■ブラック・ダイヤモンド(最後のコマの手です)【illust/103606635】
■ランディ・エリソン【illust/102153623】
▼参考作品
■悪夢の始まり【illust/103654631】
└最後のブラック・ダイヤモンドさんのシーンをシュムも目撃した…というイメージです。
■道の先は見えずとも【illust/103245761】
└キャプションでのマサルさんとミコリアさんのやりとりを扉越しに聞いてしまった…という自作品【illust/103346602】をベースにしています。
■変わらないもの【illust/102876370】
└「頑張る人が居る限り~」というのはここから。マサルさんが目の前から消えて急いで追いかけたので、後ろの方からマサルさんの発言は聞こえていたのではないかと。
▼自キャラ
■「探し求める竜」シュム【illust/102339564】
利他性も突き抜ければそれはそれで自分の欲では?という考え。
2022-12-18 03:36:20 +0000