「めっちゃきれい・・・2ヶ月ぶりに青空を見たわ。こんなに空綺麗って思ったのは100年前の厄災討伐からの帰還ぶりや‼︎」
「時間のかかる事務仕事はうちに回して。生命体には寝食が必須でしょう?うち、計算機やからいけるねん。 お子さん聖夏祭に連れてってあげな」
「あんたなら1時間で資料頭に叩き込めるやろ?ソファ開いとるで?書類作成はうちに任しとき!」
名前:アップルコア
身長:145cm
種族:魔導計算機(魔石を主原料とした人型ゴーレム)
性別:無性別
年齢:稼働から100年以上経過
所属:王の助言者総務部、第八連絡会事務員
一人称:うち、私
二人称:あなた、◯◯さん 親しい相手は呼び捨て
好きなもの:新しい機械、技術
嫌いなもの:急に計画が変更になること
数値計算、情報処理、データ処理、制御、シミュレーション、文書作成、画像映像の認識等の演算を高速かつ大量に行うことのできる人型ゴーレム『魔導計算機』であり、王の助言者総務部に100年在籍している事務の大ベテラン。 第八連絡会【illust/102234743】に事務員として所属しており女王崩御からの遺言の告知、問い合わせへの回答、トライドール地下水路への対応、迷宮探索の予算管理、エギリア・アトラへの対応、聖夏祭準備まで専用の執務室に篭って終わりの見えぬデスマーチという名の事務作業をこなし続けていた。
魔導計算機としては旧型も旧型だが、燃費がよく魔力も光を当てていれば充填されるという仕様から24時間365日稼働し続けられるというとんでもない持久性と長年の経験、古いものから最新の設備まで全てを扱える対応力の高さから総務部には欠かせない存在となっている。 ゼラルディア国民である事務員達を過労から守るため終わらなかった仕事を積極的に請け負って彼らの休憩時間を確保しており、総務部の部下達からはアプコアさんと呼ばれ慕われている。
快活とした性格で部下思いの肝の座った熱血漢。相手が大貴族であろうとNOと言えるタイプ。関西弁っぽい訛りのある喋り方をする。 感情豊富で無機物兵士らしからぬ性格をしているが、その一方で自分には不要な衣食住に関しては一切の関心をもたない無生物らしい面をもつ。
機体としては大部分を高硬度かつ割れにくい耐久性に優れた無色透明な魔石で構成されており、非常に頑丈。鉄板ガチ殴りしても割れないぜ! また作業効率化のため所縁のある魔導兵器から念話、念動力を可能にする頭部ユニットを移植されており自身から半径5mにあるものを宙に浮かし操ることができる。これで書類整理しながらデータ入力しつつ報告書を書きながら通信で会話できるぜ!
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◆十二影輝『第九位・星読の碳硅石(アストロロギア・モアサナイト) アップルウェポンズ』
かつて鉱山開発により呼び起こされた”厄災“鎮圧にあたった特殊編成部隊”十二影輝“の1体である。【illust/102066766】
魔導計算機、搭乗型ゴーレム、高出力光魔法砲を三位一体とした機体であり、遠距離からの広域制圧・弾幕展開を得意とした。 燃費が悪く機動性と継続戦闘性を欠いていたが6本の高威力熱光線は戦局を一変させるほど強力なものだった。
実のところアップルウェポンズを形成する3つの兵装は厄災のせいで不良債権と化した兵器を再利用したものである。アップルウェポンズの製造会社は不良債権をなんとか処理したことで危機を乗り切り現在でも魔導計算機部門のトップシェア企業として残っている。
◇兵装
・15口径10cm浄化砲
光魔法を圧出し鉄塊すら焼き切る高威力の熱光線を放つ魔導砲。一門でも十分な威力だが6本の熱光線を束ねさらなる威力を出すことができる。
→厄災発生の原因である鉱山開発に関わった会社の製品を使うのは外分が悪いと返品されたもの。
・搭乗型魔道式ゴーレム『アップルローブ』
魔道具を武器に戦うことを想定して作られた体高2.2mのゴーレム。頭上に浮いているヘイローと呼ばれるパーツは使用可能な魔道具を増やすため念話、念動力による遠隔操作を可能とする。
→納品先が破産し支払いを拒否されてしまったもの。
・人型魔導計算機『アップルコア』
当時としては最高峰の演算能力をもつ計算機。その演算能力により数秒先の未来を読み百発百中の狙撃を可能とした。 パーツのほとんどを魔石製であり他所からの魔力供給なしに活動し、膨大な魔力を溜め込むことができる。今回はアップルウェポンズのエンジンとしての役割をもつ。
→元々は当時建造予定だった戦艦に搭載する射撃統制・航路計算のための計算機として製造されたが厄災により財政が悪化、戦艦の計画が白紙となり無用の長物となったもの。
厄災戦にて大破。計算機アップルコアは無傷だったが、搭乗型ゴーレムは頭上パーツ“ヘイロー”を残し消失、浄化砲を五門消失した。
その後アップルコアは研究データ解析用に王の助言者に買い取られたが当時の研究者には最新鋭だった魔導計算機を使いこなせるものが少なく暇していたところ、「暇なら事務作業手伝え」と総務部を手伝い始め今のポストに収まることとなった。
現在の戦闘能力は残った1門の浄化砲をサブマシンガンのように連射したり、圧縮熱光弾による超遠距離狙撃を得意とする遠距離型。なお普段の浄化砲は荷物や書類を載せる台車扱いをしている。
また頭上パーツ“ヘイロー”による念動力で物を投げ飛ばし近中距離の対処も可能。本体の防御力も非常に高く小さいが盾役も務めることができる。 しかし武術の心得はない。握力が強く体重も重いのでしがみついて動きを止めるくらいは可能。
2022-12-13 15:13:28 +0000