「フェローチェ補佐の試合を見に来たが……対戦相手の男の背格好と身のこなし、最近どこかで見たことある気がするのだが……?(お菓子もぐもぐ」
例によって遅れました!作業溜まってて白目ひん剥きそうなのでID判定系の結果はその内おまけみたいな感じで出したいです。
結果描きました!【illust/104248967】
後、勝手によその子VSよその子をでっちあげてすみませんでした!戦い好きな者同士の対戦を見たかった等と供述しており…
関連非公式イベント
妖精の花飴細工【illust/103308133】
クルールちゃんの色占い【illust/103238651】
お借りしました!
よその子
オトメユリさん【illust/102350237】
フェローチェ補佐【illust/101982763】
謎の白仮面Cさん【illust/103354368】
クルールちゃん【illust/101965882】
アイテム
星屑フルーツボトル【illust/103408802】
カラチェンおはじき【illust/103227357】
グリッターショコラ【illust/103282058】
月騙し薬【illust/103318096】
色々買い過ぎではないか【illust/102051688】
「……貴方の色は、今にも消えそうな桜色。貴方は貴方の色を消して、大切なひとに全部をあげようとしてる」
精霊の一種と思しき純白の少女は深刻そうに口を開く。どうやら、彼女に見えている行く末はノエルが想像しているそれと相違ないらしい。
この特異な性質を持つ純白の精霊にとっての色がどういったものなのかは分からないが、今にも消えそうな命の色など見ていて気分のいいものではないだろう。
占いに対する礼と心労を掛けてしまったことに対する謝罪と述べてその場を立ち去ろうとするものの、何故か視線めいたものを感じて月精の合いの子は足を止める。
「でも、少しだけ藍色も見える。貴方は大切なひとに全部をあげることを望んでるけど、それを少しだけ恐ろしく思ってる」
彼女の目は閉じられたまま。しかし、魔力を辿って視られている。ノエル自身も知らない深い処まで。
未知の感覚に息を呑んでいると、少女は少しだけ表情を緩めて言葉を紡ぐ。
「恐れているのに貴方が色を消すことを選ぼうとしてるのは、自分か大切なひとかどっちかの色を選ばないといけないと思ってるから。だけど、本当はどっちかなんて選ばなくていいんだよ。一つのキャンバスで足りないなら、もう一つキャンバスを用意した方がきっと大切なひとも嬉しいと思うよ」
「キャンバスをもう一つ……?」
言われている意味を理解出来ずに混乱したまま、占いを終えて代金を支払う。
(キャンバスをもう一つ、か。本当に存在するのだろうか……俺とアルフェッカ、どちらかを選ばなくてもいい未来が……)
2022-12-13 13:05:26 +0000