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名無しの葉っぱ聖夏祭
祭りで賑わう王都をフィーノは歩きながら、前にクラスタルから言われたことを思い出していた。
──ニセッタに、ちゃんと教えてあげるべきだよ。
ニセッタの過去。今となっては知っているのは私だけ。……あるいはもう一人。
教えることは出来る。思い出させる方法はある。ただ思い出したあと、彼女がどうなるかわからない。......ニセッタの心がどうなるのかわからない。
だから、迷っていた。
そんな時だった。
「その方、もしよければ一つ占いなんてどうですか？」
声をかけられた。
見ると、声の主は東方の服を着た可愛らしい占い師であった。
「占い、ですか？」
「はい。お客様が何か悩み事をしてらっしゃるように感じましたので」
「......よくわかりましたね」
自分の表情から読み取るのは難しいと思うのですが、人を見る力が凄い。
「...そうね。折角だから少し占ってもらいましょうか」
「ありがとうございます。えっとお名前は...フィーノ様ですね。何を占いますか？」
「そうね。では私と私の助手の少し先を占ってもらえますか」
「わかりました」
そういうと、占い師はいくつかの紙を机に並べる。
そして一枚の紙を見て少し苦い顔をしながら、私にその紙を見せた。
「......凶」
「......正直に言いますと、あまり良くありません。恐らく近いうちに何か大きなことがお二人に降りかかると思います」
「そうですか」
結果を見て、正直私は驚かなかった。なんとなくこういう結果になるだろうと思っていたから。
…だが、占い師は続けて
「しかし、助手様にとってはこの出来事はその先の好転に繋がるかもしれません」
「......本当？」
「......あくまで、これは占いです。当たるも当たらないもその時の流れ次第です」
そう。あくまでも占い。当たるかはわからないもの。
ただ、一つ自分のやることは見えた気がした。
「ありがとう、悩みが晴れた気がします」
「あ、フィーノ様、私から一つ。くれぐれも、お身体にはお気をつけて」
「......ええ、どうもありがとう」
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可愛いみやびちゃんに占って欲しかったんや...！！！
というわけで、みやびちゃんに先生のことを占っていただきました！
結果は凶と出ました。先生は気にしてないけど、やることは見つかった模様。
占いに関してはマジでど素人なので、もしみやびちゃんの占い方が間違っていましたらごめんなさい...！
※本投稿はお借りしましたキャラクター様の行動を強制する意図は全くありません！何かございましたらパラレル・スルーでお願いします！
◇お借りしました！
・みやびちゃんカワイイヤッター！！【illust/101965895】
うちの子
・フィーノ【illust/102075065】
2022-12-08 12:33:28 +0000