「これは私の一族がお祭りの時に着ていく衣装なんですけど……こちらの地方では少し、暑いですね」
どこか儚げな雰囲気のある少女は人混みが慣れない様子で、少し困ったように微笑んだ。
有名な魔法学院での研究発表会があると聞き遠方より祭典を見に来たのだという。
「聞けばこのような衣装が沢山集まっている場所があるとか、そこなら悪目立ちしない……でしょうか。
今まであんまり人が多い所にきたことがなくて……こういうのが普通だと思っていたんですけど……
なんだかちょっと目立つみたいで。これが都というものなんですね」
聞けば召喚術の使い手だという。
その背丈よりも大きい青い杖に巻かれた古びた赤い布が、彼女を守るように優しく風に揺れていた。
---------------------------------------------
設定をお借りしました:非公式イベント「聖夏祭民族衣装展」
illust/103221900
これは参加しないわけには……
と思ったのですが今回の自キャラが服を着るタイプではなかったためツゴウノイイ通りすがりで無理やり参加
多分どこか北の奥地のほうから出てきたんだと思います
公式目録:pixivファンタジア Scepter of Zeraldia
illust/101965643
--------------------------------------------
ああ、あの子は護衛いらんヨ。ありゃ既にすごいのに守られてんネ
召喚術使う連中は大体なんか"憑けてる"からってのもあるけどサ……
あの杖に巻いてある古めかしい赤い布、見た?
何か意味があるのか聞いたら昔生き別れた身内の形見だって……
ああいうのは持ち主が生きてても死んでても、なんか強い力が働くもんらしーヨ
そういうトコ、一生短いのに人間侮れないって思うのナ
命が短いからこそ、なのか……ま、院の奴らはやたら長生きなのも多いけど!
……そういえば昔、仲間に「人間とつるんで生きてる情けない奴」って煽ってきやがったのが居たっけな~
人間とケンカして敗けたらしいって聞いてザマァ!って思ったのは覚えてんだけどサ
そのあと長らく見てないナ。あいつ、どうしてんだろネ
※カーネキアはその特殊な生まれのためか、全く同じ種族の竜がほかにいません。
広い意味で龍っぽいものは全部仲間呼ばわりしています
illust/102743629
(テキストで喋らせてログインしたことにするのどうかと思うけど手が足りないので許してほしい)
ピクファン不健康と闘っていたらめちゃくちゃ時間がかかってしまった
今章はもう閲覧全振りで行きます……明日から……
---------------------------------------------
2022-12-07 18:10:53 +0000