【PFSOZ】爛熟のエルクーナス

ブクマ遅れる弁柄丸

爛熟のエルクーナス(Erkunas the overripe)

一人称「俺」 二人称「お前」 身長はおよそ180cm以上 

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セルルメニギ断章[illust/102577179]に召喚と交渉方法が記載されている悪魔の一人。

他にも様々な魔術書や古文書の中に同じ悪魔の記述が見られる。
幾つもの名を持ち、「ヘルシナイト」「アルツ山地の悪魔」「エルシニアの森」などと呼ばれるが、
彼の性質と権能を二つ名として冠する「爛熟のエルクーナス」が現世の中では最も強い力を持つ。

召喚されると黒髪に金の目の端正で恐ろしい男性の姿で顕現する。
厳めしいような、冷酷なような、僅かに甘いような声で話す。

この悪魔の魂の放つ魔力に触れれば、
体が徐々に腐り、虫が湧き、体中を喰まれる幻を見る。
或いは現実に起こるかも知れない。

この悪魔は勝利・成長・前進・発展を好む。
その行き着く先にこの悪魔が好むものがあるからである。

その権能故に人の世と相性が良く、
汎人類種が契約すれば幅広い力を与えてくれるだろう。

対価は寿命、魂、生贄、或いは観念的なもの、非常に多岐にわたる。
悪魔相応に収集欲がある為、名品や珍品などでも交渉に応じるが、
どちらかと言えば世間での相対的な価値観よりも、
契約者の絶対的な価値観における重要物を好む傾向にある。

この悪魔は契約に対して厳密であり、
おおよその場合、魔術書や召喚陣、契約書などを挟み、
契約の内容を詳らかにし、証明するものを残す。

そして不履行の場合は極めて残虐な方法で取り立てる。例外は無い。
この悪魔を利用して契約を歪めようとした者はおよそ生き残っていない。
取り立てで国一つ地図から消えてしまう事もある。

一度決まった事柄の不履行には厳しいが、交渉する分には柔軟。

決まり事を守り、形式を重視し、交渉にも応じる。
その根本的な性質は悪魔というより魔神や神霊に近い。
実際、過去にはそういった側面を有していた事もある。

契約する者が自分の願いや望みを誤りさえしなければ、非常に有用な悪魔と言える。

しかし「爛熟」の冠名が示す通り、
この名で顕現する時は、契約した相手が間違ってもこの悪魔は決して正してはくれない。
契約者の、本当は渡したくない大事な生贄、心の底ではやりたくない契約、
自身にも解っていない本当の欲望、誤った望みが行き着く先の残酷な結末。
よしんば解っていても何も正してはくれない。契約はありのままに実行される。

また契約者を欺いて態々貶める事もしない。必要が無いと思っている。
望む者に願う者にただ応えるだけ。
この冷めた姿勢は、気の遠くなる程昔、行く先々で散々悪意を振り撒きあらゆるものを貶めて
生きていた結果、自分の思うようにしかならない事実にすっかり飽いた為。

自分で故意に落とした果実は自分で落とした味しかしない。
この悪魔は果実が育ち、育ち、実り、熟れて、熟れて、熟れて
やがて熟れすぎて落ちて来るのをじっと待っている。
世界も国も人も同じ事。

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契約悪魔として活動している時のコイツ【illust/102097469】です。
多分これ以外の姿もあります。その場合はまた全然違う性質を持っているかも知れません。
これが本当の姿、という事でもなく、あくまで一側面のようなものです。
異世界の何処かにいるオリジナルに近い姿の一つですが、
言動は神霊や悪魔としての人間の信仰による
恐ろしくかつ厳格な側面が強く出てます。
ある意味、何の形式にも縛られていない旅行時の姿の方が、
オリジナルの性格に近いのかも知れない。

過去話などで「デカい災いが起こった」「恐ろしい目に遭った」時なんかの
原因として使ってもらって大丈夫です
(中の人がレスポンス出来るかどうか解らないので使いっぱなしでOKです)。
悪い事してやるぜ~、てタイプではないんですが、淡々と恐ろしい事します。
自分から契約を持ちかける事はあるんだろうか。あってもいいかな。

#pixivファンタジアSOZ#【セルルメニギ断章】

2022-12-03 17:03:44 +0000