ギリギリですいません・・・!
【廃都紀行】に参加させていただきます!
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シャヘルは旅の途中、素材集めのために北の大地、エギリアの廃都に向かう。
そこで出会ったのは。
金髪の女性「あら、アナタも人探し?」
赤服に黄金のガントレットのようなものを付けた女性がいた。
シャヘル「いや・・・オレは単なる素材探しだが」
金髪の女性「そう」
素っ気なくあしらわれる。
女性「この顔写真、見覚えはない?何か情報があれば教えてほしいの」
一枚の写真・・・そこに映る顔を、シャヘルは一瞬脳を巡らせ、照らし合わせる。
シャヘル「・・・ああ!コイツ知ってるぞ」
女性「どこにいるの あなたとレニアくんはどんな関係なの?」
シャヘル「そいつは、まあ飲み仲間って奴だ 知り合いか?」
女性「ええ・・・そんなところよ」
シャヘル「生憎だがソイツの居場所はオレには分からん 酒場でもちょっと会う程度だ」
女性「そう でもこの大陸にいるということね」
口元は全く動いてないはずなのに。シャヘルには、心なしか女性が喜んでいるように思えた。
シャヘル.oO(・・・なにか訳ありっぽいな これ以上は詮索しないでおこう)
茶毛の獣人「おい!アッチから建物のニオイするぜ!早く早く!」
金髪の女性「・・・どうやら見つけたらしいわね アナタも同じ目的地そうで」
シャヘル「だったら?」
アリス「私は・・・ゴールデンアリスよ、アリスでいいわ 共に廃都を調査しましょう」
アコンカグラ「オレはアコンカグラだ!」
シャヘル「おう、オレはシャヘルだ、よろしくな ・・・あの先みたいだな、早く行こう」
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アリス「ここは魔力の残り香が漂っている・・・魔物がいると思うわ」
アコンカグラ「!!気配がするぜ」
シャヘル「早速お出ましみたいのようだな」
エギリアのモンスター、アイシング・ミラー・グールが複数体同時に現れる。
魔石により蘇った、そのモンスターたちは不気味な音を立てながら襲いかかる。
女二人は武器を構え、一匹は戦闘態勢に入る。
シャヘル「来るぞ!」
アリス「そこね」
アリスのファーストキル。それによろけるモンスター達のスキを見てアコンカグラも突撃する。
アコンカグラ「死ねやぁっ!」
シャヘル「はぁっっ!」
次々なぎ倒され、再び屍となるアイシング・ミラー・グールたち。
その内の一体が奇妙な動きを踊りだす。
そこにいたのは、ある青年の姿。
???「・・・・・」
アリスは銃を降ろす。
アリス「アナタは・・・」
シャヘル「お前、レニア・・・」
ニコッとその青年は微笑みだす。
アリス「レニアくん、なの?」
シャヘル「・・・いや、こいつはニセモノだ!聞いたことがある、この周辺のモンスターは魔石の力でオレ達の考えを読み取って化けるとか・・・」
アリス「そんなこと、どうでもいい レニアくんがそこにいるなら」
赤い服の女性は歩み寄る。
シャヘル「バカ!こいつはレニアじゃない!・・・くそっ!」
アリスを追い越し、シャヘルは剣を一振りする。
レニア?「あがァァァァァッァ!!」
その青年は悶え叫び、倒れる。
・・・間もなく青年の姿は元の化け物に変わり、動きを止めた。
アリス「・・・・・」
アコンカグラ「マスター・・・」
心配する瞳でアリスを見つめる。
アリス「いえ、一瞬のまやかしでも見れた、それだけでも良かった」
シャヘル「お前・・・」
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探索のち。
シャヘル「・・・アリス、アンタにはアンタの事情があるだろうさ ・・・とりあえず素材もあらかた見つかったことだし、ここで解散になるか」
アリス「ええ アナタには感謝しているわ ありがとう」
シャヘル「・・・一つ聞くが、それは探索に協力してくれたことに対してか?それともレニアを見れたことに対してか?」
アリスが返答することはなかった。
雪降る大地、ひとつの共闘があった。
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アコンカグラくんロスト前の時系列ということにしてください。
ストーリーに不都合があればスルーでお願いします。
またなにかあれば連絡をお願いします。
参加させていただきました
廃都紀行【illust/102835660】
お借りしました
ロゴ【illust/101966437】
黄金腕の女【illust/102743998】
アコンカグラ【illust/102309193】
レニア【illust/102257583】
2022-11-27 14:25:32 +0000