四季猫猫pixivファンタジア Scepter of Zeraldia【illust/101965643】への参加作品になります。
「ホッホッホ、棲駆水は要らんかね？ 着心地の良い万能水着 棲駆水は要らんかね？」
「おぉ、ちょうどいい所に居った。ほれぃ坊主、ちこう寄ってみィ。な？」
「今なら二着セットで売っておるんじゃ。何、一度来てみれば病みつきになる事間違いなしじゃ」
「儂もその魅力に取りつかれた一人でな。ほれ、見てみい。儂も着てるじゃろ？」
「あっ、待たんか小童！ ちょっとだけ着てみィ！ ちょっとで良いんじゃ！ な！？ な！？」
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緑竜諸島の浜辺に出没する身の丈八尺ほどの行商人。「棲駆水」という水着を無差別に売り捌きながら、「究極の棲駆水」なる存在を作り上げるため、日夜素材を探しているらしい。足が速い。他人の造った水着を投げつけると退散する。
作り上げる水着は常に"真スク"と"裏スク"の二着一対。
カラーリングはお好みで。購入する際に名を刻印する事で完成に至る───それが「棲駆水」である。
足先が無いが、これは「儂の体で棲駆水をより着易くするためには邪魔だったのでな、落とした」……と本人は述べている。
2022-11-21 11:08:56 +0000