金の檻 銀の枷
柘榴石に瑪瑙 どれだけ積み上げても
閉じ込めることはできない
私は風 何処までも吹くだけ
月の夢 君の愛
絹の床に眠る どれだけ望まれても
そんなまどろみは要らない
私は風 何処までも吹くだけ
星の時 夜の川
冷えた頬に伝う どれだけ悲しくても
留まることなどできない
私は風 何処までも吹くだけ
きんのおり ぎんのかせ
ざくろいしにめのう どれだけつみあげても
とじこめることはできない
わたしはかぜ どこまでもふくだけ
つきのゆめ きみのあい
きぬのとこにねむる どれだけのぞまれても
そんなまどろみはいらない
わたしはかぜ どこまでもふくだけ
ほしのとき よるのかわ
ひえたほおにつたう どれだけかなしくても
とどまることなどできない
わたしはかぜ どこまでもふくだけ
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柘榴石の髪飾り
ゼラルディア建国以前、獣の砂漠を生きた踊り子が持っていたもの。
彼女の踊りは多くを魅了したが、まるで舞い続けるかのように一所へ留まることがなかった。彼女を捕まえようとした人々の物語が今もシャララクには沢山残っており、まんまと逃げられる滑稽話から王子と結婚する恋物語まで様々なパターンがあるが、それはどれも真実の片鱗。遥か昔、彼女を飾り共に踊った石だけがその素顔を知っている。
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〇ちらっとお借りしました。ありがとうございます
スナネズミ【illust/102320832】(乗ってみたい)
ホレム【illust/102318567】(歌う人形)
○pixivファンタジア Scepter of Zeraldia【illust/101965643】
一章すべりこみでした。いろいろ難しかった…
2022-11-13 10:18:49 +0000