公開しましたー。するすると謎が解明される様子はスッキリ度200パーセント(自分比)。
https://www.youtube.com/watch?v=5R7A5NheU20&t
第3話では、紙芝居DJとゆースタイルを思いついたので、そのスタイルの再現につとめています。ほかの話と印象が変わらなければご愛嬌。
以下、紙芝居DJを再現するためのワークフローです。
3話はこの流れでアニメを作りました。
ソフトの行ったり来たりが多いですねー。
①絵コンテ【affinity designer】:シナリオの横に四角を並べ印刷。絵コンテを書き足す。【gimp】でスキャンし保存。ひとりで作る場合は自分さえわかればよい。丁寧に書き起こすよりハードルが低く、継続しやすい。セリフの調整あり。画像はいま取り掛かっている4話の絵コンテ。
②セリフ仮録り【studio one】:名探偵ゴロウはテンポ138。簡単な仮オケのテンポに合わせて声を仮録り。実際、声を出すと、あらたなアイデアが浮かんだり。セリフの調整あり。
③Ⅴコンテ【vegas】:声と仮オケを別トラックに配置。【gimp】で絵コンテから切り出したカットごとの画像を音声に合わせて配置し流れを確認。4話で50カットほど。この段階でカットを入れ替えたり、描き替えたり。あわせてセリフの調整あり。変更したセリフをvegasで録音して追加したり、差し替えたり。セリフの内容と間があるていど確定したら、セリフの音声をエクスポート。
④作曲【studio one】:調整済のセリフを音声トラックにインポート。セリフに合わせリズムを確定。自分がDJでオーディエンスを躍らせてるイメージである程度作曲。気分大事。仮のミックスダウン。
⑤音声の切り出し【vegas】:Vコンテに仮のミックスダウンデータを読み込む。カットごとに音声を切り出す。前後にちょっと長めに書き出すと、編集のとき融通が効きます。
⑥作画【affinity designer】:『名探偵ゴロウ』はベジェで作ってます。絵コンテを参考にカットごとに必要な素材を作画。追加で下絵が必要な場合は、ノートに描いて【gimp】でスキャンして【affinity designer】で作画、スケールを合わせる。写真で撮影する場合もあります。レイヤー分けしたpsdデータで書き出す。アニメはある程度準備してから作りますが、足りない分は作りながら追加するほうが、気持ちが楽で継続しやすいと思います。
⑦音声をもとにアニメート【moho】:切り出した音声に合わせて、psdデータを読み込んでアニメをつけたら画像シーケンスで書き出し。仮編集後に直すので、ざっくり作ってよし。
⑧編集【vegas】:読み込んだ画像シーケンスを音声に合わせて配置。⑤から⑧まで完成に向けて繰り返す。編集しながら、セリフ、構成の調整およびアニメのトライ&エラー。テロップも足します。ボクが作るイビツなアニメでさえ、ちょっとずつキャラに命が吹き込まれて行く様を感じて楽しい。それをご褒美に次のカットに取り掛かれます。編集しながら、より効果的な演出に変更したり、最も興奮する作業です。
⑨完成:全体の流れが確定したタイミングでセリフの本番録り。アレンジ、ミックスの確定。前の話からエンディングを流用。変更動画を撮影して差し替えて完成。youtubeで公開。
【gimp】:画像編集。
【moho】:アニメ制作。
【studio one】:daw。音楽制作。
【vegas】:動画編集。
【affinity designer】:ベジェや文字を扱えるデザインソフト。
30年前くらい、アニメ作りの経験がなかったボクは、作画とアニメーションと作曲と編集がひとつのソフトで出来たらいいのにって、ボンヤリ考えてました。そんなソフトの需要は少ないでしょうから、そっくりそのままの実現はしませんでしたが、ある意味ソフト間でデータをやりとりしながら、思い描いてたのに近い制作環境を手に入れてるのかもしれません。
上のソフトはどれも安価です。安売り時期で買いそろえれば2万円ちょい。全部定価で買ったとしても3万7200円。コストパフォーマンスが高いです。ボクはアニメを作って発表するライバル(笑)がほしいので、これらをそろえてボクのアニメの作り方、それにともなうソフトの使い方をおしえてほしいと言ってくれたらzoomなりで教えたい所存であります。ともに自主アニメを作って切磋琢磨したい方、お待ちしております。超長文ご精読ありがとうございましたー。
2022-11-13 06:33:01 +0000