先日の皆既月食で、地球の陰にすっかり隠れた月がオレンジ色に染まる様子を見ましたが、その原理(地球に大気があるため、影に一番近い場所を通る太陽光が若干屈折して影の中に回り込み、かつ、波長の短い青色その他の光は大気の中で散乱して、波長の長い赤・オレンジ系の光が月まで届く)に触れて、「もし月がテラフォーミングされて地球と同様の大気を持ったあかつきには、月が太陽を隠す皆既日食でも同じ現象が起き、夕焼け空のような感じになるのでは?」と想像し、描いてみました。既投稿のうち、illust/82718390、illust/83921903 などと一連になります。
テラフォーミングされた月には地球からの入植が進み、彼らのともす灯りで、現在のような「黒い太陽」が拝めなくなっています。もっとも入植者たちの方で気を利かせて、地球での皆既日食時にはわざと消灯するといった「粋な計らい」をするかもしれませんが。
いずれ先日の月食の月側からの眺め(あちらからしたら「日食」)も作画してみたいものです。
2022-11-12 08:53:19 +0000