乙嫁語りでみる馬術描写 - 4 英雄のポーズ

馬術描写デザイン

映像作品の登場以前は、ポーズを切り取る表現手法が中心であった。
制作時点で現存している過去の傑作から受けた人々のイメージに依拠して新たな作品が制作されることも多かっただろう。

模写や引用は悪いことではない。
ただ、背景の理解が追いつかないと劣化・誤解・誤用が、理解を避けると無視といった作品の品質問題が生じてくる。

馬術はすでに終わりコンテンツのフェーズに入っているのかもしれない。
馬は果たして幸せなのか?ウマが人語を操らない限り、アニマルウェルフェアの問題が必ず生じる。
やがて人がウマに跨ってはいけない時代がくるかもしれない。

ウマが人間社会の中心から離れて久しくなった現在、馬術に関する知識は偏在している。
競技馬術の経験・知識は進化しているのは間違いないが、それはウマの乗り方のごく一部に過ぎない。

せめて空想の世界において、ウマの乗り方について体系的な理解を遺したい。
それが馬術描写という取り組みなのです。

空想の中の人馬について、かつて人とウマがお互いに築き上げた手法に依拠するならする、しないならしないとはっきり設定し分ける文化を根付かせたい。

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2022-11-11 12:01:17 +0000