伊奈谷を走った古豪達 その4

うきは

久々の飯田線シリーズ
前回の流電52系からの流れでクモハ53を
側面のデザインからわかるとおり、元々は52系の第三次車として登場した車輌
それまでの流線型デザインでは運用上不都合が生じるために標準的な貫通扉つきの正面形となった
その折衷的なデザインから「合いの子」と呼ばれている
電動機出力の関係から43系の追番号が与えられ、その後の出力増強で53系に形式変更されている
飯田線にはクモハ53007と008が伊那松島機関区に旧国末期まで配置されており、
そのうち008はさよなら運転でも編成中に組み込まれた
現在では「合いの子」は蔑称とされているのでおいそれと使用することも憚られるが、
こと鉄道ファンには今でも「合いの子」といえばこの流電の末弟というイメージが定着している
それこそ親しみをこめて「合いの子」と呼ばれているわけだ

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2010-04-26 11:13:38 +0000