「伝わらない想いに、価値などないのですよ」
「だからこそ、伝えなければ。──それが我々の役目です」
◆ヴァルヴィロウ・ル・アイリシア<Vallvilaw Lu Ailicia>
└性別:女 / 年齢:非公開 / 身長:136cm / 種族:ファウナ(ヤギ系獣人) / 職業:伝想使
一人称:わたくし(ぼく) / 二人称:あなた / 三人称:~さま(対伝想使:~さん)
カリュクス伝想使局局長。
普段は局内で伝想使の情報をまとめ指示を出したり書類仕事をしていることが多いが、彼女もまた伝想使の一人であり、依頼者の"想い"を届けるために天を翔ける。脅威を排する魔術の力、どんな長文も一言一句間違えない高い記憶力、そして伝想使としての長い経験を併せ持つ彼女は、日々第一線で活躍する伝想使にも決して引けをとらない。実力と立場含め、貴族を中心に重要度や機密性の高い依頼の際に指名を受けることも多々ある。
此度の継承者争いでは、局も自身もまた一段と忙しくなりそうだなぁ、と気合を入れている模様。
所属は局の関係上イスリアド家だが、対人に際して勢力は問わず「依頼人」または「届け先」として、あるいは友人知人として分け隔てなく友好的に接する。なお、子供を舐めてかかる相手には、例え自分に対してきちんとした対応をとっていても嫌い。
基本的に穏やかで落ち着いた性格だが、これらは種族寿命を遥かに上回った時の中で得た気質。本来の彼女は一度決めたらとことん突き詰め、目標に向かってひたすら突っ走るタイプである。"想い"を届けることを絶対の信念としており、そのために死者に対して一次的な反魂術すら行使する意志の固さを持つが、永き時を経た現在では、どこか全て諦めたような、諦観じみた言動をとることも端々で見受けられる。
外見年齢は人間換算で10歳ほど(角のみ成人手前)。伝想使には彼女のように大人たちよりも遥かに年経た者が往々にして存在するが、彼女個人としては「刻の止まった自分たちはずっと子供のままである」という認識でいる。
遠い昔、親愛なる一羽の鳥を目醒めさせるために駆けだした仔山羊は、翼を纏い空を翔け、人々の"想い"を届け──かの鳥を削り続けている。いつの間にか手段が目的にすり替わってしまっていることに、本当は気付き始めているが、永い刻に摩耗した幼心では、もう自ら止まることはできない。
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◆局長としての在籍期間が長く、初代王の時代から王国内を飛び回っていますので、既知設定大歓迎です。その他モブや背景使用等、ご自由にどうぞ。
◆回復力が強い設定ですので、死亡または胴体切断レベルの重度の欠損以外でしたら無連絡で大丈夫です(描写は良い子のPFでお願いします)。
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▼企画元:pixivファンタジアScepter of Zeraldia【illust/101965643】
▼所属ギルド:カリュクス伝想使局【illust/102305079】
▼素敵素材お借りしました【illust/101966179】
2022-10-31 12:23:36 +0000