■ウィスチュン
学名:ウィル・オ・ウィスチュン
生き物の残留思念から為るモンスター。
主に戦地、ダンジョン、墓地等に生息。
人里にも『死』が発生すれば産まれる。
攻撃性はその個体が持つ思念に寄る。
実体がなく物理攻撃が効かない上、ある程度の魔力を吸収・貯蔵出来るため、
倒すにはその個体の許容量以上の魔力で吹き飛ばす必要がある。
あるいは未練を解消すると消滅する。詳細は後述。
自らの鳴き声は「ちゅん」「チチ…」など小鳥らしいものだが、時々元となった生き物の残留思念を喋ることがある。
もちろん人語を喋られない種族の思念の場合もある。
いきなり「にゃーん」と言い出すかもしれない。
小鳥のように羽ばたくかと思いきや丸のままふよふよ浮遊している。
■残留思念と消滅
思念は生き物それぞれで星の数ほどあり、ウィスチュンが喋るかどうかは彼(彼女?)の気分次第のため、戦う上でこの消滅のさせ方はおすすめしない。
例えば「◯◯を食べたかった」と言うなら、その食べ物を与えれば(供えれば)満足して消滅する。
例えば「あの子に会いたかった」と言うなら、『あの子』と再会すれば満足して消滅する。
その思念は全て死ぬ間際の慟哭、未練であり、単純なものから一筋縄ではいかないものなど様々。
よって感受性の高い人はこのモンスターと接することをおすすめしない。
もしうっかり伝えられなかった想いや、複雑に絡み合った愛憎、底なしの殺意、耳を塞ぎたくなる狂気に触れてしまうと、その人の精神状態に悪影響を及ぼしかねない。
■テイムについて
誕生の性質上野生でしか出会えないが、テイム難易度は…やはり個体に寄るとしか言いようがない。
友好的な思念を持つ個体ならば仲良くなることは容易だろうが、襲い掛かってくるものを無理に説き伏せようとはしない方がいい。
餌は魔力。
火属性の魔力を与えれば火属性に、水属性の魔力を与えれば水属性にと変化する。
魔力の保有可能な総合量は個体によって違うため、餌やりの際は注意が必要。
うっかり許容量を超えて与えてしまい、消滅してしまったという例もある。
許容量が多い個体は一時的な魔力タンクとして連れ歩けば、冒険や戦闘の助けになる。
なお、食いしん坊の個体の場合たくさん魔力を持たせても少しずつ食べてしまうため、いざ使いたい時に魔力を引き出そうとしても少ししか残ってなかった…なんて報告もあるので注意されたし。
言うなれば魔力タンクとは頬袋のようなものなのだ。
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作品内で5種類の魔力変化型を紹介してますが、変化形態はこの限りではありません。
色々な属性がいますので、お好みでアレンジしてお楽しみください。
※11/1 追記
質問がありました!ありがとうございます!
ウィスチュンは透けてはいませんがほんのりと光ってます。とりみたいな人魂をイメージしてもらえるといいかもしれません。
参加させていただきます。
■pixivファンタジア Scepter of Zeraldia【illust/101965643】
■問題等ありましたらお知らせ下さい。
2022-10-30 23:20:12 +0000