「YOUとピュアなわたし」

Yo-shi-

わたし編
私は霧の中歩いてた。生きているといろんな悩みにつきあたる。それらが色とりどりの霧となって私を覆っちゃったみたい。他人から見れば綺麗でしょうね。この霧の中はとても息苦しい。さっきから、誰かが走っている音がするような。鬼ごっこでもしているのかな、いいなぁ。誰か、この手を取って私も混ぜてよ。僅かな希望を胸に手を伸ばす。

YOU編
僕は追われている。何故こんなことを気にしているのか。悩みが刺客の如く僕を追い回す。ほらもうすぐ後ろまで迫ってる。あと少しで、あの綺麗な霧にこの身を潜めようものなのに。あと少しであの綺麗な霧から伸びる手に届く。きっと中はもっと美しい。はやくそのアトリエに僕も入れてくれないか 。誰のものとも知らぬ手に僅かな希望を託して、手を伸ばす。

YOUとわたし編
人間誰しも、悩みを抱え悩みに追われ、悩みに包まれる。ただ、他人からしたらあなたの悩みはちっぽけなもので、純粋に羨ましいという感情を抱くことも多い。私たち人間は相手のことを理解し切ることはできない。だからこそ悩みを抱えた人同志で手を伸ばし合い、手を取り合い、悩みながらも互いの世界を分かち合い、支え合い生きていくことができる。お互いが相手の世界をピュアな心で楽しみ合える。それこそが僕にとっての理想であり、その”人”がいるところこそ”ユートピア”なのだ。

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2022-10-24 12:46:04 +0000