楽描き「あの頃は風任せ⑦『黒騎士物語』」

きよせただひろ&布施匡平

「俺は病気なんだ。ここから出してくれ」
「だまれ。お前も俺も戦争という病気だ。お前の病名は装填手、そして、お前がいないと俺たちは戦争をできないんだぞ。」
(エピソード10「火と鉄の試練」より)
 「黒騎士物語」の中でも、お気に入りのシーンのひとつです。つらい時、逃げ出したい時、思い出すのはあの戦車内でのやりとり。たとえ全てがイヤんなっても、逃げられねえ時は逃げられねえんだなあ、と。バウアー中尉みてえな上司がいたらなあ、と。

 いやね、今回のラクガキを晒すべきかどうか、非常に悩みましたよ。半年ほど。だって、「なにもかも全っ然似てねえ」んだもん。
 好きなんですよ、ホント、小林源文が。たぶん、発刊された単行本は半分以上持ってるハズだし(いや、どうなんだろ。少なくとも、代表作は一通り揃えていると思うのだが)。LINEの「黒騎士」スタンプも使ってるし。
 でもね、「好き」なのと「描ける」のは別なんですよ(泣)。もはや、「きよせ風」でもなんでもなく、「誰、これ」のレベルの「黒騎士中隊隊長バウアー中尉」です。とにかく、「きよせにとって小林源文は尊敬すべきクリエイターの一人である」ということを知って欲しい一心で、恥を忍んでここに掲載です。いやあ、震えるわ、マジで。黒歴史になるわ。黒騎士だけに(←余計なコト言って傷口が広がる)

 …まあ、「描ける」「描けない」じゃなくて、まずは「描いてみる」ってことが大事ではないでしょうか、と苦しい言い訳をしてみる。

#scribble#小林源文#The Black Knight Story#描いてみたかった#大後悔

2022-10-22 10:06:18 +0000