「Vガンダム」が「新世紀エヴァンゲリオン」に与えた影響を描いてみました。
見てください!
2022年 Vガンダム視聴しました。面白かったです。
富野由悠季監督が自ら「このDVD(Vガン)は、見られたものではないので買ってはいけません!!」と書いたガンダム。
黒富野の到着点のイメージがあり、見るのが怖かった作品だったのですが、そんな事は無かったですね。
他の富野ガンダムにない試みや特徴が色々あって、見応えありました。
(カッコいいVガンダム、変形合体のギミックと使い捨て戦法、ヘリ変形MS、ネコ目アイ、放送当時内戦状態だったユーゴスラビアをモデルに、東ヨーロッパを取材、東欧の陰鬱な森や町並み、重厚な千住明氏の音楽、等)
そして突っ込みどころ満載のインパクトのある設定が目を引きます!
(タイヤの中にMS!?バイク戦艦!ギロチン!新興宗教にサイキッカー?お風呂でおねショタ拷問!女の子が水着でアタック?!)
原点に帰った子供向けの楽しいロボットアニメ!というのも伊達じゃなかった(ふざけているのかぁ〜ってよく思ったけどw)
一方で、地球の環境汚染も辞さない戦争の泥沼を、正面きって描いていましたね。
ガンダム定番の、少年と大人の男がぶつかり合う戦場でのドラマ。
そして今回はそれ以上に、少年ウッソを取り巻く大人の女性達が、実に様々な顔を見せてくれます。
マーベットやシュラク隊の、優しいお姉様方だけではありません。
敵方の怖いお姉様方の、執拗な絡みが、色々考えさせてくれましたw
甘いよねぇ〜ぼうや!
そしてラスボスと化したカテジナ・ルースは、期待以上のキャラ。
カテジナさんが本当に悪女か?と見始めたのですが…。最初は憧れのお姉さん、メインヒロインの一翼だった人が、敵の男に惚れ、敵対する事に。
決して悪女ではないと思っていたのだけれど、ラストのとち狂った言動はヒロインとして比類なし。味方キャラを次々と落す辺り、これはもうレベル違いの悪女でしたw
そんな訳で、十分満足したVガンダム。色々あるのでしょうが、もっと評価されていい作品だと思うなぁ。
2022年夏は「Gのレコンギスタ」をがっつり見て、劇場にも足を運んだのだけれど、ややVガンの方にハマってた感あります。
(Gレコも十分面白かったので、またいつか描きたいな)
さて、エヴァンゲリオンなんですがw
庵野秀明監督が、Vガンダムとセーラームーンにハマらなかったら、僕は「新世紀エヴァンゲリオン」を作る前にアニメを辞めてたかもしれない、とコメントしているそうです。
Vガン放映中にも熱心に応援していて、幾原邦彦氏(セラムンディレクター)とVガンを語る対談をしていたり。
庵野氏「Vガンダムに登場する女性たちって、みんなウッソの母親になろうとしていたと思うんです」「ウッソは最後までカテジナさんを信じていたかった。そういうキャラにウッソ、つまり「嘘」というネーミングをしてしまう…」
嘘と真実。ウッソとシンジ。うーんなるほど。
以前、セーラームーンシリーズを履修した時、新世紀エヴァンゲリオンの理解が深まったように、
今回Vガンを見終えて、また私のエヴァンゲリオン観がアップデートされました。
それがこちらのパロ絵です。
説明長かったですねwそしてそんなご大層なものでもありませんw
庵野氏「作品への個人的な感想を言わせてもらえれば…あと、オデロには生き残ってほしかった(笑」
同感です。ウソだろーオデロ〜!ってショックでした。
というわけで、オデロはエヴァに転生し、生き残って村の医者になって、エリシャさんと仲良く暮らしてると、そんなラクガキです。
※おまけ
【新世紀エヴァンゲリオン レシピ】
ナディア、Vガンダム、セーラームーンをベースに、ヤマト、ウルトラマンの出汁を加え、形が分かる程度まで煮込む。
デビルマンなどの永井豪スパイスを加え、日本の特撮作品を隠し味に、ごった煮にします。
煮詰まったら、突然火を止めて、ちゃぶ台ごとヒックリかえします。
そして、あらかじめ用意しておいた、手書きゲキメーションを提供。
苦情が出た場合、別コースの激辛劇場版をご案内しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2022-10-21 13:00:28 +0000