名前 ネレイド 小説シリーズ「雷鳴残響」novel/series/9611286
年齢 53歳 身長 155cm 体重 115キロ
種族 装甲騎竜(ドレッドノート)illust/49697309
階級 哨戒級(PT・パトローラークラス) 12m級 25トン
一人称 ワタシ 二人称 オマエ アナタ あるいは名前のみ。敬称はほぼ付けない
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若年の騎竜族。地方のヒトの農村で農耕騎竜をしていた。
祖母たっての願いでゼラルディアに「渡り」として来訪することになった。
騎竜族は本来氏族制社会であるが。氏族から離れ、旅して暮らす「渡り」の者は一定存在し、そういった者達はヒトの社会の中で求められる役割を、戦闘・輸送・工事などで自らの強みを生かすことで共存する。旅を続ける者、あるいは定着する者と様々であるが、氏族に帰らず気に入った土地で生を終えることもある。
ネレイドは氏族の暮らしを知らない竜である。地下にルーツを持つ種であるが、生まれからして地上。それも人界で地方といった変わり種で、自分の種族の事柄にはあまり明るくなく。伝手といえば祖母とその周辺の者ぐらいなので、同族の知り合いは少ない。
53歳目となる年始、今はどこかの貴族の家で雇われをしている祖母から「杖」が送られてきた。いわく「53歳の子には杖を送る風習」とある。騎竜族としては100もなってなければ子供の枠であるが、53という数字は祖母の氏族では特別らしく、この歳で人に化けるヒトガタをうまく扱える優れた者には杖を贈り、早めの独り立ち「渡り」を促すのだという。
卵から孵って以来……出たことのない村から、旅立つ日がきたのだ。
そうしてネレイドは「ネイ」から、祖母から継いだ名「ネレイド」となり。一式置きっぱなしだった祖母の装束と装備に身を包んで、最近栄えているというヒトの国に繰り出した。
新たなる渡り竜の、長い旅が始まる。
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「ネレイド。ヨロシク」
「あー……ダイジョブ、ワカルマ……わかります」
「何? 団長(ボス)。仕事? いいよ」
「お前、ワタシに何か用?」「なんだよ、◯◯◯」「なんそれ、しらん、怖」
(竜麟語)
<< 御婆、聖なるクギバットって何? >>
<< 棍棒じゃない? でもこれどう見ても殴る系のやつじゃん >>
ゼラルディアの公用語はなんとか日常でいける。
意思疎通はできるが、難しい言い回しはできない、学習中。
人語はややカタコト気味だが、竜族とは流暢に話せる。
装備
・御婆の昔使ってた装具一式
・御婆の昔被ってた帽子(銀片が縫い付けてある)
・御婆の昔使ってた抱え大筒(大砲)
・御婆から貰った杖(クギバット)
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御婆
先代ネレイド、今の名はアドヴェンチャー。
ブラントなる貴族の家で使用人件土木竜をしているという、ネレイドの祖母。かなり高齢の竜であり、御年950歳前後。そろそろお迎えがくるを鉄板ネタとしているが、実際に騎竜族の平均寿命を超えており、見た目・言動の若々しさに反して本当に最晩年である。
昔、どこかの国で傭兵として活躍したらしく、帽子の銀片「三枚銀」はその頃の功績による証。次代のネレイドは何も知らないまま装備一式を引き継いだが、見る者が見れば「雷鳴」の後継者ということになってしまうのだということを、本人は何も知らない。
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抱え大筒「雷鳴」
先代ネレイドの代名詞であり、2つ名の由来となる大砲。
37ミルもの口径を持つ遺物の大砲で、先史文明の遺産であるという。
ネレイド氏は小柄な騎竜族であり、伝来の装甲鞍も失われて久しいが。鞍に積まれていた砲は残されており、これはそのうちの一つ。
弾と装薬の入手性に問題があり。鉄の塊である徹甲弾の他、魔法を込めた弾も扱えるが、一発一発職人に作ってもらう必要があるため、何かと高価。
53の杖(クギバット)
先代ネレイドの氏族に伝わる儀式の杖。
一見棍棒に見えるが装備枠では杖とされている。発掘された原典、聖なるクギバットに刻まれた謎の数字7-53のうち、7の数字が掠れて見えなかったために53、53歳を祝う物として、歪んだ形で伝わった品。
原典の聖なる杖……聖なるクギバット(ホーリースタッフ)の掲げられていた台座には古代語で
「優れたる者を記す」(優勝記念)と刻まれていたらしく、非常に由緒ある品であるとされている。
氏族の長に代々伝えられてきたが、ある代の「ネレイド」が地上で雇われ参加した戦争の最中に失われ。現在氏族長が持つものも、氏族の子達が持つ物同様にレプリカとなっている。
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1話novel/18615097
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PFSOZ開催おめでとうございます!! 開催してくださるアロハさんに心からの感謝を。
企画元pixivファンタジア Scepter of Zeraldia illust/101965643
お借りした素材 illust/101966120
2022-10-19 17:48:56 +0000