↓二次創作です!即席で考えた話です。(某走り屋漫画のオマージュでもあります。)
2人1組チーム対抗の5時間の耐久レース。
舞台はピーチサーキット(GBA)
ルイージとタッグで意気揚々のおてんば姫。
愛車はルイージの手によって最高のコンディション。
テンションが爆上がりのそんな彼女に長身の髭からの挑発を受けて御立腹・・・
腑が煮え繰り返りそうな気持ちのまま、レースはスタート。
第一走者はルイージとその愛車、アルトワークス スズキスポーツリミテッド。
30週目、ルイージがピットイン。デイジー姫にバトンタッチ・・・愛車の36ワークスと共に発進。
ルイージが二位を死守していたおかげで三位を走るロゼッタとの差を5秒近くまで開けることが出来た。
ここで首位を走るワリオのL700Vミラがワルイージと交代のためピットイン。
デイジーがその間に首位に躍り出る。
ワルイージがピットアウト。4位に沈み込む。
一位 デイジー姫/ルイージ
二位 ロゼッタ/ポリーン
三位 ピーチ姫/マリオ
四位 ワルイージ/ワリオ
四位のワルイージが追い上げてくる。
二位争いのピーチとロゼッタとのバトルに割って入っていき、ストレートの加速でピーチをオーバテイク!
次にコーナーでインを刺し、鼻先の差でコーナを立ち上がる。ロゼッタの車は7速マニュアルモード着きの無断変速機。
加速ではマニュアルトランスミッションの車よりも有利のハズなのだが、そのセオリーを無視するような立ち上がり加速を見せる。銃声の様な音を立てながら一気に追い抜く。
ジワジワと追い詰められるデイジー。
そしてついに、18週目、5コーナーの左ヘアピン。インを刺されデイジーはなす術もなく抜かれてしまう。
悔しい。
そんな想いとスタート前の挑発の怒りから抜き返すためにペースをもっと、もっとあげる。
しかし前を走るワルイージの車は高出力タービンに換えてあるのか、なかなか差が縮まらない。
レース直前の挑発、少し手加減されてるように思えてくる走りに彼女の苛立ちが募る。
デイジー姫の出走から19週目から20週目に変わる。
コントロールラインを駆け抜けた瞬間ワルイージがとうとう本気を出し始めた。
走りが変わったと感じた彼女も闘志を燃やしアクセル全開。
ホームストレートから左に曲がる第一コーナーのヘアピンコーナーに入る。
5速から4速にシフトダウン・・・
しかし、エンジンが甲高く唸り始めた。エンジン回転を示すタコメーターの針は7000回転のレッドゾーンをも振り切る。
その瞬間、エンジンからガラガラと異音が鳴りボンネットから白煙が上がる。タコメーターはどんどん下がっていき遂には0を示した。
後付けの油圧計も0の数値まで落ちていく。
痛恨のシフトミス、5→4速に入れたハズが5→2速に入れてしまった。
彼女の車はエンジンから漏れたオイルがタイヤに引っ掛かり左にハーフスピン。
何が起こったか判らずにパニックに陥るがステアリングをしっかり握り、力一杯ブレーキを踏み込む。
第一コーナーの草のグラベルにコースアウトせずに白線の引かれた退避場に車は停車。エンジンをかけようとするがクランキングの音だけでエンジンがスタートしない。
車から降りて自分の車を見るとオイルを滴らせて、煙を上げる愛車の姿であった。
頭の中が真っ白になり、インカムから聞こえるルイージの声すら聞こえなかった。
レースは黄旗、追い抜き禁止の速度規制がかかる。
彼女は車の中に乗り込み、今にも瞳から溢れそうになるぐらいの涙目になっていた。
車の中でうずくまる彼女の姿を横に、レース参戦車は無情にもゆっくりと横切っていった。
レースBGM: GOODBYE YELLOW BRICK ROAD / WAIN L
↓
https://youtu.be/siRviUqUXto
↓以下話とは関係ないもの
そういえばマリオのアニメ映画が来年の4月に公開なんですね!
字幕版と吹き替え版あるのであれば、どっちも観に行きたいですぅぅ!!
デイジー姫は出るんですかね?
出てほしいぃー。ルイージと一緒に活躍してほしいですわ〜
2022-10-17 21:38:31 +0000