黎明航路【illust/100438853】
第1期に参加させて頂きます。
(※主催様承認済みです)
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ゲイル・ウォルカート
男/星の国/187cm/29歳
さて、次はどこに行くかな
文化人類学者兼医者の男。
各地の集落や村などを渡り歩き、その土地に住む人々の文化の研究・調査をしている。
また旅医者でもあり、訪れた先に治療を必要とする人がいれば治療や診察を行ったりもする。
口も目つきも悪いが、根が真面目で義理堅くなんだかんだで世話焼きな性格。
各地の美味しいものを食べることが好きで、診察の礼として食事を振舞われたりするときが至福。
今までは国内の集落や村を回っていたが、各国家間の行き来が容易になったことを機に、他国へとも足を伸ばし始めた。
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◆素敵なご縁を頂きました(10/16)
ヴォルアージュ様【illust/101827197】
旅を長く続けていれば、声を掛けられることはよくあることである。
それは商人であったり、たまたま道を同じくした旅人であったり、はたまた良からぬことを考える者であったり。
よくあること。だからこそ、青空を背景に「天気を占う」と現れた女も例外ではないと、その時は思ったのだ。
「まさか本当に雨が降ってくるとは…。いや、助かった。あのまま山に入ってたらひどい目に遭ってたな。」
「渡り雲の一族だったか?話に聞いたことはあるが、実際に会うのは初めてだな。天気が分かるのは生まれついてのものなのか?」
「ああ、そういやこっちの自己紹介がまだだったか。ゲイル・ウォルカート、文化人類学者兼医者だ。」
ヴォルアージュと名乗った女は結果として良からぬことを考える者ではなく、渡り雲の一族であり、天気を占いながら旅をしているらしい。
高慢な物言いや人を揶揄う言動とは裏腹に、こちらの話には聞き入り素直な反応を返してくるのが印象的であった。
「お前どこまでついて来る気だ…?いや、悪いとは言ってないだろ!・・・次の目的地は結構遠い上に寄れる町も無いらしい。道中疲れたっつっても知らないからな。」
「実際のところ、お前の天気占いは助かってるよ。旅をするにあたって天気ってのは自分じゃどうにもならない部分だしな。天気が分かればルートも絞りやすい。」
ついて来るのもそれを許すのも、お互いに最初のうちは成り行きと気まぐれだっただろう。
ここまでずっと一人で旅をしてきた。見聞きしたものを誰かと共有しながら歩く道は新鮮なもので。
それを悪くないと思い始めることにも、そう時間はかからなかった。
「学者になったのは、単純に興味があったからだし、医者になったのは各地を回る上で必要だと思ったからだな。小さい集落や村では十分な医療が無い所も多くて、土着信仰による魔術だったりシャーマンによるお祓いだったり…それが正解の時もあればそうじゃない時もある。逆に、とある集落で行われてる民間療法が遠くの国での流行り病に有効だったりもする。」
「これから国を跨いだ人の移動が増えることで、元々なかった細菌が持ち込まれて流行する病もあるかもしれない。そういう時に自分の知識が役に立ったらそれ以上のことはねえだろ?」
旅の間、様々なことを話した。
今までの旅のこと、家族のこと、自身のこと、興味のあるもの。
俺から話すこともあれば、ヴォルアージュから口を開くこともあって、他愛のない話をどちらからともなく始めるのが常であった。
「あー・・・なあなあで過ごすのも性に合わないし、この際聞いておくが・・・お前さえよければ、このまま俺の旅について来ねえか?」
「別に無理にとは言わないが…。俺らがここまで見てきたものなんて、世界のほんの一部だろ。まだまだこれから色んなものを見聞きしていくんだ。それをお前と一緒に見たいと思ってる。…お前も旅を続けるなら悪い話じゃねえだろ?」
----------◆婚姻について
所属・性別問わず、相性重視で素敵なご縁に巡り合えれば幸いです。
ありがたくもメッセージを頂いた際には、即日~2日以内に返信させて頂きます。
(遅れる場合はその旨をキャプションにてお知らせいたします)
2日以上経っても反応がない場合は、お手数ですが再送お願い致します。
2022-10-12 15:47:27 +0000