ヴァレリー・ザルジニーはウクライナ軍の軍人
ゼレンスキー大統領に抜擢され同国軍の近代化と対ロシア防衛政策を推し進める
今次におけるプーチン・ロシアの侵略の対し柔軟な戦略をもって首都キーウと殆どの主要都市の防衛を成功させ世界を驚嘆させた
その後ウクライナはマリウポリ守備隊の勇敢激烈な抵抗と西側諸国から支援により夏の苦しい時期を耐え抜くとザルジニーは本年9月に一転攻勢を決意する
名将シルスキー大将(准将?)らに率いられた同軍は数日にして三千平方キロの領土を奪還し、リマンでは多くのロシア軍部隊を包囲殲滅させた
プーチンの野望を砕いたザルジニーは米誌TIMEの表紙を飾ることになる 同誌において表紙に起用された軍人は我が国の東郷平八郎の他は米のマッカーサー、独のマンシュタインなど数えるほどしか例がない
ザルジニーは戦史に名だたる軍人たちと肩を並べられる存在となったのだ
厳つい表情からガチガチの軍人と思われがちなザルジニーは代々武人の家柄ながら元々はコメディアンを志した時期があり、ジョークを飛ばす等ひょうきんな一面を持つ
またクリミアを奪った敵国ロシアの謀将ゲラシモフの著作を読みふけり研究に没頭するなど学者肌でもある
士気高く反撃モードなウクライナではあるが未だヘルソンやクリミア等多くの領土をプーチン・ロシアに占領されたままであり、また相対する軍隊は核を持ち無尽蔵ともいえるマンパワーを抱えている
厳しい冬を迎えるにあたり、ザルジニー大将の苦悩は続く
2022-10-12 12:32:26 +0000