(???)
素手のバルガは強くない
そんな奇跡は期待できねぇ......
素手(蹴り技)最強、たった蹴りだけで鋼鉄をも切断する。
弾丸よりも速く動くことが出来る。
そんな彼に「オリハルコン製の二丁拳銃(ハニー&ブレイカー)」
鬼に金棒、まさにこれのこと。
もうやめてくれ......
誰も勝てない...... バルガには。
ただ唯一の救いがあるとすれば......
バルガに正義の心があることである。
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(紅の里所属 衛兵副隊長 ???)
何故バルガが強いのか?
鍛え上げたから? サイボーグだから?
それとも、その二丁拳銃が強いだけ?
技術があるから?
ち、違う...... そんなんじゃない......
バルガが神そのものだからとしか考えられねぇ...... アイツは人間じゃねぇ......
アイツのことを歩く軍隊(たった一人の軍隊)だとか歩く兵器だとか言う奴がいるが、俺から言わせてみればアイツは神そのものだ。
そんなアイツでさえ、たった一人で十分にも関わらず、何故バルガ大隊などという武装組織を設立したんだ?
そのバルガ大隊って、人間と宇宙人(バルバリア星人)によって構成されてるんだってよ。
俺はアイツの性格を知っている。
アイツは一匹狼タイプだ。
仲間を嫌う。何もかも一人でやりたがる。
それが彼のやり方だ。
きっと、それは彼の過去から来るものだ。
彼は元軍人、最終戦争の時に仲間を失った。最終戦争前にも大切な恋人や母親が死んでいる。戦争後でも多くの大切な人との別れを経験した。
だから彼は一人を好む。
特定の大切な人を持てば誰かを失う、その苦しみをもう味わいたくないから。だからいつも孤独に一人で生きている。
そんな彼でさえ、護りたいものがある。
それは、彼の故郷である紅の里だ。
だから、彼は紅の里の衛兵隊長に就任したわけだが、彼は衛兵副隊長に仕事を任せて彼は外の世界へと旅立っていった。
彼は何かに縛られる生き方が嫌いだからな、自由になりたかったんだろう。
そして、彼は各地で伝説を作り上げた。
核戦争後のこの混乱の世界、魑魅魍魎が跋扈する世界だ。
権力者達は、日本各地で様々な勢力を作り上げた。殆どはとても凶悪なもので、弱者を支配し虐げ搾取し殺す。希望も未来も何もかも奪う。外道だ。
そんな外道共をバルガは葬り去っていったのだ。
やがて、バルガは神のように讃えられ祀られ、バルガの尊様と呼ばれるようになった。
個人自由主義を好むあのバルガが、バルガ大隊を設立するのは余りにも不可解。
彼には何か裏があるのかもしれない......
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(国家軍事科学研究所、???博士)
たった一人で国家権力に立ち向かう男。
そして勝てる男。
あらゆる火力兵器、大量破壊兵器、衛星兵器による殺害および暗殺は現在まで成功していません。
交戦記録によると、現場隊員から不可解な歪みや黒いオーラらしきものが確認されたとの報告が挙がっています。
超能力や霊的な対象を専門とする研究班の分析によると、全身から強力なエネルギー反応が確認されました。
このエネルギーが、時空間や量子の力場に影響を与えているそうです。
彼が蹴りで物体を切断出来たり、弾丸より速く動けるのは、蹴りの威力が凄まじいとか、筋力だとか、そうゆうのではなく、限りなく超能力(神の力)に近いものです。
彼は過去に、実戦で「銃斗・龍神千流撃(音速の数倍の物凄い勢いで対象を射撃し、細切れにする。技の発動中は、超能力により時間が停止しているらしい。最新のハイスピードカメラでさえ、残像だけしか残らず撮影は不可能)」や「銃斗・龍神線点撃(線を描くように銃の射線を描き、その過程で数十発の弾丸を叩き込む。射撃音は1つにしか聞こえない。線のパターンは複数あるが、縦から下へS字型のが有名」等の技を披露しましたが、いずれも超能力が含まれています。
超能力により、自らの精神と肉体の力場を操作し時間を加速しているらしく、本気を出せば数秒間時間を停止させられます。
本気を出せば、一回の射撃音で20~30発は射撃しており、その間には複数回のリロードが挟まれています。
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(セルゲイ・バルガ)
私が何故拳銃を使うのか知りたいって?
ああ、お前は私が銃斗双拳(ガントソウケン:二丁拳銃と蹴り技を使用する格闘術)の使い手であることを知っているだろう。
私がこの銃斗双拳を途絶えさせない義務を先代に背負わされたからだ。
それに、この拳銃は俺の恋人だ。
道具だなんて考えちゃいねぇ。
信じられないかもしれないが、この二丁拳銃には魂が宿っていて生きているんだ。
恋人と別れるのは辛い......だろ?
......
続き:
超能力を使う感覚はどうかって?
うーん、そうだな...... あれだ、独特の感覚だな。
まあ、あれは実際に使って味わってみないと分からない感覚だぜ。
ほら、チョコレート、その存在を知っていても、人生で一回も口に入れたことがなかったら、その味は分からないだろ?
言葉で伝えることは出来ないが、無理やり表現してみれば、そうだな......
まず、グウィーンって、そしてボボボってなって、身体の中から熱が湧き上がってきて、それでグワーッ!バーッ!ってなる。......まあ、分からないよな(笑)
こう、まず身体の中にエネルギーが生まれる点?玉みたいなのが2つあるみたいにイメージしてみてくれ。色は自分の好みでいい......のかもしれない。
まず、腹と胸の間、脊髄?真ん中のちょっと背中寄りにある。
んで、頭の脳の中心にもある。
んで、そこから始まって、エネルギーをこう、上手く身体の中に巡らせるみたいに意識して......
それでこう...... 上手ぁくやるとな、なんかこう、上手くいくんだよ。
まあ、分からないよな(笑)
それを上手く動かせる?ようになると、色々出来るようになるんだぜ。
んで、そのエネルギーを動かす技術?ってのが、それぞれ違って、それぞれにそれぞれあるんだぜ。近いものだったらやりやすいが、かけ離れているものは難しいな。
例えば、時間を止めたり、重力操作をしたり、瞬間移動したり、手から炎出したり、弾丸の軌道を曲げたり、それぞれ体内のエネルギーの巡らせ方?操作が異なる。
それに、同じ瞬間移動でも、色んなタイプがあってそれぞれエネルギー操作の感覚に違いがある。ほら、1+1=2, 3-1=2, 1×2=2, 4÷2=2、同じ2でも違うだろう?
もちろん、難易度も異なる。
え、お前も超能力を使いたい?
ええと、あれだな...... うーん......
一筋縄じゃいかないぜ?
誰でも出来るようなもんだとは思わねぇな。
俺からすれば、1+1=2ぐらいすげぇ簡単だけど、出来ねぇ人からしてみれば超絶難しいぜ。
でも、一回出来るようになれば、そこからどんどん出来るようになっていく。
その世界に入門するまでが大変なんだぜ。
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(作者・原作者 ヘリオジ オバマ)
ああ、一応ブラック・レコードの主人公になる予定の人物なんだよね。
戦闘描写の幅が広いからねぇ、バルガは。
気に入ってるんだよね
2022-10-12 10:04:25 +0000