座敷童ちゃんと観光
シリーズ第十一弾
伊豆大島 地層大切断面
東京都大島町 伊豆大島は、都心から120km南の洋上に浮かぶ伊豆諸島最大の島です。島の中央部には、今も火山活動が続いている、標高758mの三原山があり、まさに島そのものが火山🌋と言った感じです。
そんな伊豆大島が火山島である事をしっかりと感じる事が出来る場所がここ地層大切断面でしょう。
大島をぐるっと回れる大島一周道路を走っていて、南西部に差し掛かると、一際目を引く縞模様が目に飛び込んできます。高さ24メートル、長さ630メートルの圧倒的なスケールは誰もが度肝を抜かれるでしょう。
これこそ地層大切断面で、昭和28年の道路工事中に発見されました。
太古の昔より150〜200年周期で繰り替えされて来た大噴火が、年輪の様な地層となって残されていて、なんと1万5000年もの火山活動の歴史を遡る事ができたのだとか。
この地層大切断面のおかげで、伊豆大島は世界で最も解明の進んだ火山となったそうです。
イラストは、伊豆大島の暮らしの中から生まれた、伝統のアンコ衣装に身を包んだ座敷童ちゃん。
巨大な地層大切断面を前に、びっくりしつつも頭の中はもうバームクーヘンを頬張ることで頭がいっぱいとなっているのでした。
なお、このうち1万2000年〜1万5000年分の地層20層分を剥離標本としたものの実物が、島内の「伊豆大島火山博物館」に展示されています。
バームクーヘンの様な見た目から、バス停の標識もスイーツ形状の可愛らしいものになっていて、絶好のフォトスポットになっています。
以前は東京の竹芝から夜行の大型客船で、6時間かけて行っていた伊豆大島も今では高速ジェット船で1時間45分、横須賀の久里浜からなら1時間で行く事が出来ます。大自然と伝統の島文化に触れる伊豆大島に皆さまも行ってみてはいかがでしょうか。
2022-09-18 10:05:59 +0000