【ミル祝】名無しの奴隷【第1期】

千爽
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ミルフォリアの祝福【illust/100314341
こちらの素敵な企画に参加させていただきます。

❑名前:名無しの奴隷首輪の解除により本名が判明
 つけていただいた名前 ナナ【本名 オツァール】
 年齢:21歳 身長:160 性別:女性 祝福:白の祝福(10pt)
 種族:ケセムアタレフ 解除により判明したが本人の事情により心から信頼できる人たちにのみ伝えました。
 3/1追記 孫によってもたらされた縁により種族について開示されました。
 
     蝙蝠のような大きな翼をもち癒しの力を近隣の人々の役に立てばと暮らしていた。
     元々多くはなかったが、オツァールもつけられた首輪によってほとんどの者が亡くなり
     生き残った者も力尽き生き残りはオツァールのみ。
     その事実を孫から伝えられた。
     かつて暮らしていた村に同族が集まっていたため、ほかの地に移り住んだものはいなかった。
     孫が伝えてくれたことにただうなずき涙を流していた。

    「そう・・・そう・・・わかっていたんです。
    だってどこかで生きていたならきっと会えたはずだもの・・・
    これは隣に住んでた幼馴染のものね、裁縫が得意で私も教えてもらった。
    ちょっとあこがれてたお兄さんのことみんなで噂したり、ここに書いてあるわね
    恋の話は内緒話だったのにお話し好きのおばさんが書き溜めてたのね
    ・・・ふふっ・・・ふっ・・・うっ・・・・うぅっ・・・・」

❑奴隷の女性。
 種族や詳細は不明。傷を癒す力がある。
 返品されすぎて奴隷商も困っている。
 自身のことは話せないというより話しても伝えることができない。
 おとすものはもう何もないらしい。

❑黒い首輪  【条件解除により溶けて消えて無くなりました】
 売られた時からつけていた首輪。
 あまりに返品されるため取ろうとしたが
 外すところがなくとることができなかった。
 これを付けているためかつけている奴隷自身のことを話そうとすると
 ノイズが混じり不快な音を出しておりとても気分が悪くなるそう。
 おとすためのものらしい…つけた者については話を聞いても
 ノイズが混じり全くわからない。

.:*:*:.。.:*素敵なご縁を結んでいただけました*:.。.:*:

武器商団ケルビアガラント
  代表[ルーク]ファラリス様【illust/101066170
 
 私を私として必要としてくれたのは初めてで呼んでもらえた名前も泣くのを思い出したように嬉しかった。

わたしの名前は■■■■■ ■■■■■■■の■■■■■・・・そういって伝わるはずのない不快な会話でまた返品された不要な私・・・。

また買ってくれる方が現れて・・・今度はいつまで持つだろうかと考える。
買ってもらったからには見合う働きはしたい・・・それに・・・本当はもう■■■■■■■ですらない自分にはそれくらいの価値しかないのだから。

「買われたに見合う働きはしたいです・・・よろしくお願いします・・・飼い主様」

首輪によって自身のことも話すことも文字にすることも叶わず不快な思いをさせてしまっている分も頑張らなくてはと必死で皆様について行く、初めはついて行くにもやっとで体力のなさ以上に商団の皆様が過酷なお仕事をなさっているのが分かって、時々へたり込んでしまっていたりもしたが徐々について行けるようになってきた気がする・・・それに私は奴隷として買われたけれど、前かった方のような扱いをされたことはない仕事をこなせば評価してもらえることがこんなに嬉しかったなんて・・・遠い記憶で母に褒めてもらって嬉しかったことを思い出したりして懐かしい気持ちになる。

飼い主様に名前をもらった。本当の名前は■■■■■だけどでも私を私として呼んでくれる名前が嬉しくて嬉しくてたまらなかった。
「はい!ナナです!今日からその名前で呼んでください!その名前がいいです・・・ファラリス様に呼んでもらえる名前が・・・」
次の日には自分でナナということすら伝わらなくなっていたけど団員さんに頼んで紙に書いてもらった。
わたしのもう一つの名前・・・自分と呼んでもらえた名前・・・涙が出た気がしたけど顔に伝うものはなかった。

ファラリス様が首輪を見て眉間にしわを寄せていてもしかして不快になってしまったんではないのか
この首輪によってノイズはいまだ続いていてでも嬉しくて■■という名前を何度も言ってしまったから
でも私に目を向けると■■と呼んでくれる嬉しい・・・嬉しいのに
「ファラリス様に買っていただけて幸せです・・・幸せでいっぱいで涙が出そうなのに出なくて
もう不快にさせませんから名前も言いませんからずっとお傍にいさせてください・・・」

******
ある日起きて顔を洗ってファラリス様に朝のご挨拶をしようと鏡を見る
首輪が消えていた。

「ファラリス様!!!とれ…取れたんです!私についてた首輪・・・どこに行ったか分からないし
消えてしまったのかわからないんですけど…えっとあの嫌な音がしても許してください・・・
ナナです…!!ナナです!ファラリス様私…私…やっと伝えられます。」

「あなたのナナでオツァールといいますファラリスさま」

そぎ落とされたと思った涙が出てきた。
何もかも落とされてしまっていると思っていた。
でもあなたのナナになれてだから私はオツァールになれたんです。

あなたが特別にしてくれた場所・・・でも離れてしまうことに抵抗はなかった。
だってあなたのそばを離れるほうが首輪をつけられた時よりもつらいって今は思うから。
そぎ落とされていったものはもうきっと戻らない。
大切だった。だけどそれ以上に今失いたくない・・・だから

「自由になった私はどこへだって歩いて行けます。だからファラリス様どこまでも一緒にいさせてください。傍にいさせてください。私を…ナナを…オツァールを一生あなたのもとで生きさせてください。」

❑申請について
 国、民など関係なくお互いの相性を重視させていただければ嬉しいです。
 設定の為に不明なことが多く事前にわかっていることがほぼありませんが
 ご縁に恵まれましたらその際のお伝え出来ることは伝えさせていただきます。
 どのような関係性であっても次に繋がる素敵なご縁を結ばせていただければ嬉しいです。
 もしメッセージをいただきましたら、
 お返事に関しましてはできるだけ早めにお返しします。
 長くても3日以内にはお返事させていただきます。
 期間を過ぎても返信がない場合は、お手数ですがもう一度お送りくださると嬉しいです。

 

 間違いなどありましたらお知らせいただけると幸いです。

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2022-09-03 04:33:13 +0000