川西ユカリは、ゲーマーである。
カードゲームからゲーセン、ゲーム機のゲームあらゆるジャンルに造詣が深い。
そして、俺は昔から川西ユカリに勝った試しがない。
そして俺は、多分花札なんかしらないだろうと、つい最近オープンしたバーチャル花札のゲームを置いているゲーセンに川西ユカリを誘ったのだ。
「すごいね。カードが飛び交ってるけど、当たっても大惨事にならないよね?」
当たり前だ。んな事になったら営業してないだろ?
「花札ははじめてだけど」
だからこそ、お前をここに誘い込んだのだ!
「まあ弟のやっているカードゲームみたいなもんだから応用はきく」
あれ?しまった!こいつの対応力忘れてた!
「ところで、勝ったらあそこにオープンしたパンケーキのお店に行こうよ」
むう!勝ったつもりか!
「だって、キミいまだにあたしに勝ったことあるかね?」
くぅ!反論できん。しかしながら僅かな勝機にかける!レディーファイト!
数十分後
「やったぁ!これで十連勝!これで十勝一敗だね」
最初のゲームは俺が勝った。
しかしながら、それは川西ユカリの罠だった。
札の役やらパターンを見るために、わざと負けて、やり方がわかった途端に怒涛の十連勝やられました。
狡猾な!いともたやすくおこなわれるえげつない行為だ!
「いや。頭脳的と言いなよ」
「それじゃ約束通り~」
まずい。おごる程の持ち合わせがない。
ならば……
「うわっ!なんで脱ごうとするの?ワケわかんない!」
いや。おごる程の持ち合わせがないので、身体でお支払しようかと。
「やれやれ、それじゃ罰ゲームじゃない、今日はワリカンで良いっての!」
「ホントにキミはしょうがないな❤️」
2022-08-13 09:15:55 +0000